宇宙開発関連 技術支援

衛星の開発支援・衛星搭載機器の製造検査支援
衛星の開発から打ち上げまでの期間は3年から5年かかり緻密で根気の要る現場です。
当社では、衛星の開発支援、デバイスからシステムに至るまでの各種検査業務の支援を行っています。

検査/試験の例
  • マイクロ波機器調整・検査
  • バッテリー製造・検査
  • 熱真空試験
  • 振動試験
  • 音響試験
  • 衝撃試験
宇宙基本法により内閣府に宇宙開発戦略本部が置かれており、今後、わが国も総合的な宇宙開発を目指そうとしています。弊社では以前より衛星および衛星搭載機器に関する技術支援を行っており、多くの人材が宇宙開発事業に従事しています。

人工衛星の製造・検査

人工衛星は、通信・放送、地球観測、技術試験、科学探査等、様々な分野で活躍しており、いまや欠かす事の出来ない存在となっています。
私たちは、この人工衛星に搭載される無線設備などの品質保証・製造検査及びシステムの運用支援を行っており、高い技術と品質をもってお客様に満足頂ける様、日々挑戦しています。

マイクロ波機器の調整検査

  • 衛星通信はマイクロ波帯の高い周波数が使われますが、こうした高周波技術は理論に加えて経験で得られるスキルが重要となります。弊社はベテラン技術者がリーダーとなってマイクロ波技術支援を行っています。

バッテリー製造・検査

  • 衛星に搭載するバッテリーは、耐震性、高信頼性、大容量、軽量化が条件を満たす必要があり、衛星の中でも特に重要な部分の一つです。バッテリーの製造検査には長年鍛えられた匠の技術が生かされています。

ロケット搭載から宇宙軌道上までの環境試験

振動試験

  • 人工衛星の打上げ時には外部振動が加わります。このため実際に3軸(X、Y、Z軸)毎に想定される振動を与え、振動環境下においても性能に変化が無く、安定動作することを確認します。

熱真空試験

  • 宇宙空間は真空状態のため、太陽光が当たる面は温度が急上昇し、反対に日陰になる面では急激に温度が下がります。
    そのため、人工衛星には内部の電子機器を適切な温度範囲に保つための「熱設計」が施されています。
    熱真空試験では、宇宙空間の過酷な環境を作り出すスペースチャンバという装置を使って、人工衛星が設計通り正常に動作することを確認します。
    大型のチャンバーでは内部の直径が10メートルを超えます。

音響試験

  • 人工衛星の打ち上げの際、ロケットエンジンから発生する音は非常に大きく、その音が衝撃波のようになって破壊的なエネルギーになります。
    最大150dBの音圧レベルまで上げて衛星が耐えることを確認します。

衝撃試験

  • ロケットからの人工衛星の分離や衛星のアンテナ、パドルの展開などの際に火薬作動を行い、それにより衝撃を受けます。衝撃試験はその衝撃を地上において模擬することで、衝撃に対する衛星および内部の各機器の耐性を確認します。

システム試験

  • 衛星にはさまざまなミッションが有り、搭載されている観測機器、センサー、サブシステム(アンテナなど)の動作が正常に行われるか、各種の試験を行います。

質量特性試験

  • 衛星の重さ、重心位置などを確認する試験

パターン試験

  • さまざまなアンテナがありますが、アンテナの電波捕捉パターンや反射方向などを確認する試験


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